エンゼルスの大谷翔平は2021年にメジャーで46本のホームラン、100打点の大活躍しました。そんな大谷翔平を野球界のレジェンド・イチローはどのように評価しているのか解説していきます。
特に打者としての活躍が目立った2021年ですが、投手としても9勝2敗で防御率3.18と日本人では投手としても1番の勝数の成績を残しています。
46本のホームラン数は、メジャーでの松井秀喜選手の31本のホームラン数を抜き、日本人でトップにたちました。
しかも投手でも9勝です。打撃の援護があれば、10勝も達成できる投球をしていました。もはや常識の範囲に収まらいほどの大活躍です。まさに規格外の天才と言えます。
目次
イチローは打者に専念するべき派
大谷翔平選手の打撃は、パワーよりも卓越した打撃センスがプロ入り前から評価されていました。
その卓越した打撃センスは超一流のメジャーリーガーで、日本でもメジャーでもレジェンドになった天才、規格外の安打製造機イチローからも高く評価されています。
「すごいピッチャーはいくらでも出てきます。でもあんなバッターはなかなか出てこない」イチローが大谷翔平の二刀流を評価した時にした発言です。
大谷が日本で活躍していたころは、投手に専念するべきだという意見が圧倒的に多かったです。それとは反対に、イチローは当初から大谷翔平は打者に専念するべき。
打者としてメジャーリーグに挑戦するべきだと言うほどに高く評価していたのです。
大谷翔平本人にも「打者としてメジャーに挑戦してほしい」と直接声をかけたほどだそうです。イチローが大谷翔平の打者としての非凡な才能を高く評価しているのは間違いありません。
ただそれだけではありません。イチローが打者としてのメジャー挑戦を勧める理由の一つに、メジャーには160km/hを投げる投手はたくさんいるからというのが理由だそうです。
確かに現役で160km/hを計測したことがある日本の選手は、巨人のマシソン投手とヤクルトの由規投手だけですが、メジャーリーグの世界には160km/hを計測する投手は沢山います。
かつて剛速球で鳴らし、横浜と巨人でクローザーを務めたマーク・クルーン投手もマイナーリーグで燻っていた投手でした。イチローは大谷翔平の投手としての実力も評価しています。
しかし、打者としての天才的なセンスをより高く評価しており、打者として挑戦したほうが大谷翔平にとって有利になるだろうと考えているようです。
稀代の天才イチローですが、あまり他の選手を褒める場面を見かけません。
そんなイチローがこれだけの評価をするほどなので、かなり高い評価をしているのだということがわかります。イチローはこれまでに、大谷翔平を手放しで大絶賛するような発言もしています。
大谷翔平はヤンキースの4番
「あいつは天才」、「大谷翔平は文句なしヤンキースの4番」日米でレジェンドになり、数々の記録を打ち立てた天才からの手放しでの賛辞です。
大打者から見ても大谷翔平の打撃の才能は非凡なものを感じるようです。
大谷翔平の美しいインサイドアウトのスイング、柔らかいバットの使い方と天才的な打撃を見せますが、イチローの目から見てもこれだけ大絶賛するほどの才能を持っているようです。
いまも投手専念派の声もありますが、現在のメジャーでの打撃の活躍を見れば、大谷翔平の打者の才能がイチローが話していた通りだとわかるでしょう。
また、イチローが引退した際にした会見で大谷翔平への質問をされてこんな回答をしています。
「大谷翔平は、世界一になれる選手。世界一にならなければならない選手。」
滅多に他人を褒めることがないイチローがここまで言っているのですから、最大級の評価をしていることがわかるでしょう。
中田翔が嫌になるセンス
大谷翔平が日本ハムファイターズに在籍した時に、レアードや中田翔というパワー自慢のスラッガーがいました。当初から、飛距離は彼らと双璧かそれ以上のものがありました。
中田翔自身がこんな発言をしています。
「あいつは化け物。投手として活躍して、打者も一流ですから。半分ぐらいしか打者として出てないのにホームラン数抜かれそうになった。だから、最後の方は嫌いやった」
こんな発言をSMAP×SMAPの中で、野球好きの中居さんに話しています。
さらに、レアードや中田の打球は「グシャッ」という打球音とともに飛んでいきます。しかし、大谷翔平は「カーン」と言うような音と共にスタンド上段まで打球を飛ばしていたのです。
また、今まで400人以上もの野球選手のフォームを解析した経験のあるスポーツ科学の権威、筑波大学の准教授の川村卓氏も大谷翔平を絶賛しています。
川村卓さんは大谷翔平の特によいところにフォームのすばらしさをあげており、「メジャーでも本塁打王になれる資質の持ち主」と評価していました。
世界一の選手へ
天才・イチローが天才と評価したのが大谷翔平。世界最高の選手にならなければならない選手と評したイチローの評価が正しかったことを今シーズンの打撃が示しています。
最近では、メジャーリーグのオールスターで「二刀流」することが大きな話題となっています。その前日には、ホームラン競争に出場します。
ホームラン競争は、ブックメーカーなどで大谷翔平が優勝がもっとも多い状況です。つまりメジャーのホームラン打者の中で、優勝候補NO1の状況です。
大谷翔平選手はイチローが評価するように、世界一の選手になる日に近づいていると思います。二刀流の話題だけでなく、今後はタイトルや記録もついてきそうな予感です。
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