大谷翔平オールスター前日にホームラン競争/本番は史上初の二刀流

今回は、大谷翔平がメジャーのオールスター前日ホームラン競争に参加することやオールスター当日に二刀流で出場することを放送日時も含めて詳しく解説していきます。

エンゼルスの大谷翔平選手がオールスターで史上初の二刀流選出を果たしました。ア・リーグ指名打者部門はファン投票で選出されました。

 

投手部門では、先発として選手間投票で5位(121票)に選ばれました。日本人選手では、パドレスのダルビッシュ有とマリナーズの菊池雄星もそれぞれ選出されています。

大谷翔平は、ファン投票の最終結果で指名打者として先発出場することは決まっています。

投手部門での選出もあるので、史上初のメジャーリーグオールスターでの二刀流が期待されます。実現されればベーブ・ルースも経験していない偉業となります。

大谷ルールができる可能性

オールスターでア・リーグを指揮するレイズのキャッシュ監督がエンゼルスの監督に『登板は決まったがどういう起用法になるかは決まっていない。本人と話し合い最善策を考える』と伝えています。

二刀流の起用方法は、DHを解除して投手野手同時出場、DHで先発し途中から中継ぎでマウンドに上がるなど起用法は色々考えられます。

 

しかし、多くのスター選手がオールスターに選出されている中で、大谷だけに多く出場機会を与えるわけにはいけません。

そのため、先発にしろ中継ぎにしろ多くの投球回を投げさせてもらえることはないでしょう。DHが絡めば起用法もやや複雑になります。

 

DHとは指名打者制度で投手の代わりに野手が打撃を行い投手はピッチングに専念、野手は投手の打順の時だけ打席に入りそれ以外の時はベンチで試合を見ていることになります。

メジャーのオールスターもDH制であり、大谷が先発投手としてマウンドに上がりそのまま打席にも入るとなるとDH制を解除しなくてはなりません。

 

しかし、先に記述したように大谷翔平がずっと試合にで続ける可能性は低く、途中交代した場合でもDHを途中から復活させることはできません。

その後にマウンドに上がる投手も短いイニングで交代や打席が回ってきたら代打を送られることになると思うので、大した問題はないと思われます。

 

ルール通りに運用し、大谷を二刀流としてプレーさせるには、DHは他の選手に譲って投手としてマウンドに上がりその後指名打者の選手と変わって打席に入る。

もしくは代打で打席に立ち、その後にマウンドに上がるパターン。

 

史上初の二刀流での選出で米国メディアでもDHに関するルールをオールスター限定で変えるべきとの意見も出ているようです。

史上初の出来事であるため特例処置として『大谷ルール』が設定されることも期待できるかもしれないです。

 

今シーズンのここまでの大谷翔平の活躍を見れば、ルールで制限されるよりはルール緩和で打席数、ピッチングイニングともに多い方がファンとしては喜ぶでしょう。

前日はホームラン競争

大谷翔平は、オールスター前日のホームラン競争にも出場する予定です。その組み合わせが発表されました。

大谷翔平選手は第1シードでナショナルズのフアン・ソト外野手と対戦することが決まっています。オールスター前日のホームラン競争は、トーナメントです。

 

大谷選手が勝つと、準決勝・決勝と進んでいくことになります。アメリカで行われているホームラン競争のブックメーカーでは、大谷翔平選手は1番人気という状況です。

今季、打者として81試合で打率.279、リーグトップ本塁打32本、リーグ3位打点69、リーグ5位の12盗塁と走攻守で大活躍を見せています。

 

特にホームランは、独走状態でトップになっていますので1番人気になっています。また、日本でも初めてのことが行われます。

なんと、NHK総合でオールスター前日のホームラン競争を生放送すると発表したのです。放送時間は、日本の7月13日午前9時5分開始予定しています。

 

平日の火曜日なので、見れない人も多いかもしれませんが、私は生放送で見ようと思います。ホームラン競争や試合でのホームランにも注目が集まっている。

過去のオールスター

過去にオールスターで活躍した選手で一際印象に残っているのはイチロー選手です。メジャー1年目に新人選手として初めて両リーグ最多のファン投票で選出され初打席で初安打をマーク。

翌年、翌々年も両リーグ最多の投票数での選出となり、ファン投票で選出されるようになってから初めてのことでした。

 

一番印象に残っている活躍は2007年ですね。日本人選手初のオールスターでの本塁打を放ちました。しかも、史上初のランニングホームランです。

このオールスターで、イチローは文句なしのMVPを獲得しました。実際に、大谷翔平もメジャーのオールスターの印象を記者に問われるとイチローさんと答えるほどです。

 

大谷翔平選手も100マイル前後のストレートやホームランと投打において観客を沸かせるプレーができる選手です。

全米での注目度や史上初の二刀流選出といった話題性も加味すれば、インパクトを残すような活躍を日本人としてはどうしても、期待してしまいます。

 

久しぶりに、日本人メジャーリーガーがオールスターの舞台で輝くシーンを楽しみたいと思います。オールスター前日ホームラン競争から大谷翔平に注目です。