大谷翔平がメジャーでホームランを連発できる3つの秘密

今回は、エンゼルスの大谷翔平メジャーホームラン連発できる3つの秘密をお伝えしていきます。後半には元広島カープの前田智徳さんの動画解説もありますので、最後までご覧ください。

ア・リーグのエンゼルスで2番DHでスタメン出場が多い大谷翔平ですが、2021年シーズンは46本の本塁打、100打点という成績を残しました。

シングルヒットよりホームランが多い

大谷翔平は、シングルヒットを打つ方が稀で、バットにあたればほとんどが長打かホームラン、シングルヒットを打った時の方が珍しすぎて話題になるほどでした。

高校、日本プロ野球時代から恵まれた体格を活かしての豪快なバッティングは、大谷翔平の持ち味でした。

 

幼いころからホームランバッターだったので、メジャーリーグでもホームランを打つことを予想することは難しくなかったと思います。

2021年シーズンは、日本人選手のシーズン最多ホームランは松井秀喜氏の31本を大きく更新し46本のアーチをかけました。

 

惜しくも、ホームラン王や打点王のタイトルを獲得することはできませんでしたが、2022年以降のシーズンにタイトル獲得の注目が集まっています。

ホームラン連発の3つの秘密

ここからは、大谷翔平がホームランを連発できる秘密について探っていきたいと思います。大きくわけて3つの視点からお伝えしていきます。

バレルゾーン

メジャーリーグでは『バレルゾーン』という打球の速度と角度を組み合わせた指標があり、近年注目されています。

打球がホームラン、ポップフライ、ライナー、ゴロかは打った瞬間の打球の角度で決まります。

 

また、速度によりスタンドまで届くか、ゴロなら野手の間を抜けてヒットになるか内野ゴロになるかが決まります。

打球速度180キロ以上、角度8°〜50°の打球を打つことができればホームランの確率は上がります。

 

大谷翔平は、このバレルゾーンの打球を打つ確率かメジャートップです。他の強打者よりもホームランになりやすい打球を飛ばしていることはデータが示しているということになります。

では、なぜバレルゾーンの打球を飛ばせるようになったのか。それはスイングにあります。

 

大谷のスイングはアッパースイングです。大袈裟にいうと下から振り上げるスイングであるため打球に角度がつきやすいと考えられます。

このスイングは誰にでも真似できるものではなく、大谷の強靭なフィジカルがあっての話でありやはり日本人離れした体格がこの成績にも直結していると考えることができるでしょう。

 

大谷翔平の打球速度はよく話題になりますが、180キロ越えのホームランも何本か放っており打球速度もメジャートップクラスです。

これだけの打球速度があるのであとは角度が良ければほとんどホームランか長打になります。打球が前に飛べば長打かホームランはデータでも現れていました。

右肩の使い方

2つ目に考えられるのは打撃時の右肩の使い方です。去年まではバットを引いた時に右肩が中に入っていました。

肩が内側に入ると、体の角度が変わりピッチャーの投球を真っ直ぐ見ることができないのでストライクゾーンに正確に見ることができません。

 

そのため、ボール球に手を出したり、自分が思っているポイントで打球が捉えることができず、凡打になることも多かったです。

今シーズンからはそれも修正されており正面からピッチャーと対峙することができているため正確にボールを見極めれています。

 

自分の狙ったポイントまでボールを呼び込み打球を捉えることができているのもホームラン連発の要因と言えるでしょう。

軸足の動き

3つ目は、元広島カープの前田智徳さんが動画で話していますが、膝の故障から回復してきたために、軸足が対応できるようになったという点です。

前田智徳さんは、オープン戦のころから今年の大谷翔平選手の活躍を予想していました。そのポイントが軸足でした。左膝が動かず生きていると話しています。

 

より詳しくしりたいあなたは動画を見てください。大谷翔平の話は、10分すぎになります。

 

まとめ

ここまで、大谷翔平がメジャーリーグでホームランを連発できる3つの秘密があることがわかりました。

大谷翔平選手には、もって生まれた体格やパワーだけでなく、修正力があるからこそなしえたことだと思います。

 

データを見ても、打球速度と角度は他のメジャーの強打者と比較しても、1番ホームランになりやすい打球を打っています。

そのうえで、軸足の左足が固定できるようになった膝の調子。そして、打撃フォームも今までの弱点を克服することができたことが、ここまでのホームラン連発に繋がったのではないかと思います。

 

2021年シーズンは、後半戦に相手チームが勝負してくれないということもあり失速したためタイトルを取ることができませんでした。

後半は、投手に力を入れていたことが原因だったかもしれません。いずれにしても、2022年以降にタイトルをとる可能性はあるでしょう。

 

『バレルゾーン』を参考にするならば、大谷がホームラン王のタイトルを獲得するのは、そう遠くない未来だと思います。