大谷翔平はプロ入団三年目である2015年に初の投手タイトルを獲得しました。防御率2.24、勝利数15、勝率.750の成績を残し、最優秀防御率、最多勝、最高勝率の投手三冠王に輝きました。
2014年もタイトルこそ獲得できませんでしたが、奪三振はかなりのペースで奪っていました。
今年も開幕直後こそ勝ち星に恵まれませんでしたがすでに8勝を挙げており、最多勝のタイトルを争える位置まで勝ち星を順調に積み重ねてきています。
2015年に最多勝や最優秀防御率のタイトルはすでに獲得していますが、今シーズンから来シーズン以降も獲得していく可能性が非常に高いタイトルだと思います。
大谷翔平は高い奪三振能力が魅力の投手ですが、二刀流での起用の関係もあり、最多奪三振のタイトルの獲得には至っていません。
最多奪三振のタイトルは2014年、2015年と楽天の則本投手が獲得しています。則本投手は投球イニングも長く、高い奪三振能力を持っている好投手です。
大谷翔平と同じくストレートとフォークで三振を奪っていくスタイルで活躍をしています。
目次
投手としては最多奪三振と沢村賞
今後、大谷翔平が最多奪三振のタイトルを狙っていく上で最大のライバルになりますが、大谷翔平が今後獲得しそうなタイトルは最多奪三振と沢村賞だと思っています。
しかし、今シーズンの大谷翔平は7月5日の時点で奪三振を132奪っています。則本投手が奪三振数118なので、現時点で一歩リードしています。
イニング数も108回と2/3を投げており、現時点ではパ・リーグの投手の中で一番投球回数が多いのです。
例年であれば大谷翔平の投球回数は160回前後ですが、このままであれば200投球回を達成できそうなほどのペースです。例年奪三振率は高く、2015年シーズンには奪三振率も11.01を記録しています。
2016年シーズンも奪三振率は7月5日時点で10.98を記録しています。もしこのままのペースで登板して200投球回投げた場合には240個前後の奪三振数が見込めます。
則本投手の奪三振数が2014年は204、2015年は215だったので、それを超える計算です。今シーズンは最多奪三振のタイトルを十分に狙えるほどの位置につけているのです。
そして、投球イニング数が他の投手よりも若干少ない影響もあったため、沢村賞の獲得には至っていません。
しかし、このままのペースで投球回数を重ねて、投手四冠のタイトルの内、1つ~2つ程度獲得すれば沢村賞の最有力候補になります。
2016年は2015年シーズンを超える最高の成績を残す可能性があるのです。
打者としては本塁打王の期待
二刀流で出場しながらも今シーズンはローテーションを崩すことなく登板を重ねています。
他の投手が中6日での登板を繰り返すことや、野手としても出場があるため、後半戦での疲労蓄積が気になりますが、このままいけば投手四冠王も視野に入ります。
やはり投手でのタイトル獲得が現実的なところではありますが、野手としてのタイトル獲得も狙える可能性があるのです。
野手としての出場機会が限られるので首位打者のような、規定打席が前提になるタイトルの獲得は難しいです。
しかし、現状では本塁打王が狙えるペースでホームランを大谷翔平は放っています。
7月5日時点で118打数で10本塁打を放っているので、レギュラーとして出場している野手のように300近くの打数があれば20本塁打以上を放つほどのペースです。
出場機会が限られるので難しいところではありますが、打撃の方でもタイトルを狙える活躍をしているのです。
今シーズンに限って言えば、最も有力なのは最多奪三振と沢村賞の栄冠を新たに獲得する可能性が高いと予想しています。
しかし、将来的にバレンティン選手のように規定打席に到達せずに本塁打王を獲得するという伝説を今後残す可能性も十分あるでしょう。なので、打撃の方でのタイトル獲得も期待したいと思います。
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