大谷翔平はスライダーも一級品の球種なの?

大谷翔平の投球をイメージした時に、多くの方は160km/hのストレートと落差抜群の高速フォークを思い浮かべる方が多いと思います。

もちろん大谷翔平の投球をこの二球種が支えていることは間違いないですが、実は大谷翔平にはもう一つの武器があります。

 

2016年の進化の秘密とも言えるほどの強力な威力を持つその武器はスライダーです。

今年の大谷翔平のスライダーは抜群の切れ味を誇り、右バッターに投じた時は相手打者が腰を引いて見逃すシーンや空振りを奪うシーンを頻繁に見せています。

 

以前からブレーキの利いた切れ味抜群のスライダーを見せていましたが、2016年はより一層威力を増し、大谷翔平の新たなウイニングショットになっているとも言えるほどです。

2014年頃からスライダーが減りはじめる

大谷翔平は2014年以降、フォークの威力と制球が急激に増したこともあり、年々スライダーを投じる割合が少なくなっていました。2013年はむしろフォークよりもスライダーを多く投じていました。

全体の割合で言えばフォークが5%ほどでスライダーが22%の割合でしたが、2014年以降はフォークを多く投じるピッチングスタイルに変わっていきました。

 

2016年の大谷翔平の投球割合が、フォークが19%に対して、スライダーが20%という割合です。フォークと並ぶほどの武器として大谷翔平はスライダーを投じているのです。

投球割合が増えたということは、武器として使える球種であると考えているということと、試合で打者を打ち取るために十分な威力を持っていると判断しているということです。

 

大谷翔平がスライダーを多く投じるようになり、威力を増すきっかけとなったのはいつでしょうか?2015年秋に開催されたプレミア12がきっかけだったと思います。

開催前の強化試合で大谷翔平は投球に精彩を欠き、登板を不安視する声も多くありました。しかし、実際に大会が始まり、初戦の韓国戦では不安を払しょくする快投を披露しました。

 

やはりあの試合も160km/hのストレートと147km/hのフォークが話題になりましたが、勝負所で大谷翔平が投じていたのは実はスライダーだったのです。

試合当初からストレートとフォークの威力の高さが韓国ベンチに強く印象付いていましたが、大谷翔平はスライダーを多く投じ、カウントを稼ぐだけでなく三振を取る球として使いました。

きっかけは松井祐樹にスライダー

ストレートとフォークを意識している打者に対してスライダーは非常に有効でした。この試合の前に楽天の松井祐樹にスライダーの投げ方を教わったという裏話もあったそうです。

その松井祐樹からアドバイスを受けたスライダーを国際試合の舞台で試し、そのスライダーの威力に自信を持ち、試合でもっと使えると確信を持ったのだと思います。

 

ストレートとフォークのイメージがある大谷翔平のピッチングスタイルに新たな引き出しを加えることで、さらに自信を持って投球ができるようになりました。

メンタル的にも大きく成長しました。世界の舞台でも強烈な存在感を放った大谷翔平をスライダーが支えていたのです。

 

150km/hに迫るフォークに140km/h前半のスライダーが加わったことで大きく進化を遂げました。

一流の変化球があればプロで活躍できると言われていますが、フォークに加えて新たな武器のスライダーが2016年シーズンの飛躍を支えています。

 

大谷翔平は2016年のキャンプ中にはチェンジアップも披露していました。2016年ーズンはスライダーを多く使っていますが、キャンプ中に投じていたチェンジアップも落差が抜群でした。

一級品のスライダーを加えることで進化を遂げましたが、スライダーだけでなく、さらに新たな武器が登場する予感もします。

 

もしかすると、2016年のシーズン中にでも新たなる一級品の武器が加わるかもしれません。それだけの探求心を常に大谷翔平はもっていますよね。