大谷翔平は規定投球回数に到達できる可能性はある?

今回は、エンゼルスの大谷翔平が2021年の今シーズンに規定投球回数に到達する可能性はあるのかということを記事にしていきます。

エンゼルスの大谷翔平は、今シーズン野手としては85試合に出場し打率.278、ホームラン33本、打点72と前半戦終了時点で好成績を残しています。

 

ホームラン数は両リーグトップ、打点はリーグ2位タイの成績で個人タイトルを狙える位置につけています。

現在の投球回数

大谷の投球回

試合数 14試合
防御率 3.21
投球回 73イニング
勝敗  4勝1敗

大谷翔平の現在の投手成績は、14試合に登板し防御率3.21、投球回73イニング、4勝1敗となっています。

二刀流ということもあり、投手としての登板は他の先発ピッチャーと比較すると少なく、規定投球回数に到達していないのが現状です。

 

個人成績の最優秀防御率のタイトルを獲得するためにはこの規定投球回数以上の投球回が求められます。

この規定がないと、1年間に9イニングしか投げずに、0点に抑えると防御率0.00で最高防御率を獲得することになってしまいます。

 

そのため、このような規定投球回数というものが設けられています。

規定投球回数の計算方法

規定投球回数は、チームの試合数×1.0とされており、現在の試合数の場合は90イニング以上投げていれば規定投球回到達とされます。

73イニングの大谷翔平は、規定投球回にはいまのところ到達していません。

 

ちなみに投手の勝利数、野手のホームラン、打点などは規定に到達していなくてタイトル受賞は可能です。

規定に到達していないということは、他の選手より試合出場が少ないということなのでタイトルを受賞すれば相当な好成績を残したということになりますよね。

 

大谷翔平は、規定打席はすでに越えており、野手での活躍を見れば、今後もスタメンとして出場すると思います。規定打席到達は達成可能と思われます。

規定投球回数は、現時点で17イニング足りておらず、今後に規定投球回数の達成を目指すなら登板数、登板イニングを増やさなくてはいけません。

 

今シーズンは、162試合が予定されており今後の試合で89イニングを投げないといけない計算になります。

規定投球回数の計算方法

メジャーの先発ピッチャーは、球数100球を目処にして中4日でローテーションを回すのが一般的です。

野手としても規定打席以上の試合出場をしている大谷翔平を投手としてもフル稼働させることは考えにくいでしょう。

 

規定投球回数に到達するには、1試合7イニング投げたとして、13試合ほど登板する計算になります。90試合で13登板の大谷翔平が今後の70試合で13登板し1試合7イニング以上を投げるのは難しい。

2021年の規定投球回数に到達は、現実的な話とするとかなり厳しい数字です。

 

規定打席と規定投球回数の両方を同一シーズンで達成した選手は、日本では1950年よりも前の戦前や戦後の時代まで遡ります。

当時は先発完投は当たり前で、登板した次の日にも登板なんてことも普通でしたし現代の野球とは大きく異なるため両方を達成した選手も何名かはいたそうです。

 

しかし、現代野球では達成不可能と言ってもいいでしょう。大谷翔平がどちらも達成するとなれば、最優秀防御率、最多勝利、ホームラン、打点など主要タイトルを全て獲得する可能性もあります。

そのためには、残りの試合で野手としての成績を維持しつつ、投手としての成績を前半戦以上にしないといけないので厳しいと言えるでしょう。

 

シーズンも後半戦に差し掛かり疲労もピークに達するこの時期に怪我をして欠場となればチームにも損失は大きいため、個人タイトルのために大谷翔平を酷使することは考えにくいでしょう。

個人的には両方を達成してタイトルを独占している大谷翔平を見てみたい気持ちはあります。

 

今シーズン、ホームラン数は飛躍的に伸びメジャートップレベルの主砲になった大谷翔平です。来シーズン以降に投手としても飛躍し、投打でタイトルが狙える時が来る可能性は大いにあります。

大谷翔平は怪我なく、規定投球回数に到達すれば投打のタイトル獲得の可能性も十分ありますので、来シーズン以降に期待です。