現在、投手としても野手としても大谷翔平は世間の期待に応え、二刀流に反対していた評論家の意見を覆させるほどの活躍を見せています。
しかし、そんな中でも大谷翔平は自意識過剰になることなく、常に進化を求めています。
現状に満足することなく常に上のステージを目指し、上のステージに立つためには自分がどういった部分を強化する必要があるのか?と言った点を常に意識しています。
大谷翔平の意識の高さと常に上のステージを目指し続ける活力になった要因はなんでしょうか?
これは高校時代に大谷翔平がどのように野球に向き合っていたかという部分に凝縮されていると思います。
大谷翔平は中学生の頃からシニアリーグで大活躍をし、全国から注目される将来が有望な選手でした。数々の高校からスカウトがあった中で花巻東高校へ進学を決意したのには理由がありました。
目次
花巻東高校に進学した理由とは?
当時メジャーリーグからも注目が集まった左腕である菊池雄星が花巻東高校に在籍していたからだそうです。
これだけであれば菊池雄星に憧れて花巻東高校へ進学したように思いますが、大谷翔平の想いは別のところにありました。それは「菊池雄星を超える」という確固たる意志でした。
地元の高校に有望選手が登場すれば憧れて同じ学校に進学するという選手は多いですが、その有望選手を超えるということを目標にして大谷翔平は進路を選択したのです。
まず、この段階で本人の意識は非常に高いところにあり、現時点での自分が手の届かないステージを目指していることがわかります。
この大谷翔平のマインドを大きく伸ばしたのは、花巻東高校の佐々木監督の力に寄る部分があります。
一時期話題になったこともあるためご存知の方は多いと思いますが、花巻東高校では大谷翔平が使っていたような目標達成シートを利用しています。
9×9マスに目標とそれを達成するために必要なことを記入していくものです。
菊池雄星を超える目標をたてる
このシートの中央には自身の一番の目標を記入し、周囲を埋めていくものです。大谷翔平には「菊池雄星を超える」という目標がありました。
菊池雄星を超えたと言える状態はどんな状態でしょうか?それを考えた上で大谷翔平はこのシートの中央に「ドラ1指名8球団」と記入しました。
先輩の菊池雄星は6球団から1位指名を受けましたが、それをさらにワンステップ以上も超えていく目標を立てて高校時代を過ごしました。
この大谷翔平が意識した菊池雄星と、それを超えるという想いが大谷翔平の根底にありました。
その意識した目標をどうやって達成するかを考える機会を得ることが出来たのは大谷翔平にとって重要なことだったと思います。
大谷翔平は目標シートの中央には「ドラ1指名8球団」と記入していますが、その周囲には達成するために必要なことが記入してあります。その中には「160km/h」という言葉が含まれていました。
菊池雄星を超えた自信
実際に必要な事として掲げてそれを達成しました。大谷翔平は当初、メジャーリーグへの挑戦を表明していたため「ドラ1指名8球団」を達成することはできませんでした。
しかし、メジャーリーグへの挑戦を表明していなければ、達成していた可能性はあります。掲げていた目標に対して必要なことは何か?
こういった点を高校時代の大谷翔平は強く意識をしていたのです。
ドラフト前にメジャーリーグへの挑戦を表明したのも、自身が高校時代の目標を達成したという自信を持っていたからなのかもしれません。
大谷翔平が常に意識をしていたのは、現在の自分自身が超えることが出来ない高いハードルです。
ハードルを上げることは誰にでも出来ますが、それを超えるための明確なビジョンが大谷翔平にはありました。
高いハードルを自分自身に設けること、それを越えるためのビジョンを持つこと、これを大谷翔平は高校時代に意識をしていたのです。
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