大谷翔平が作ったこれまでの数々の伝説とは?

NPBの生ける伝説と言っても過言ではないほどの輝きを放つ大谷翔平。

高校生で160km/hを計測し、打撃も三冠王を狙える逸材と評価をされており、その評価のままプロ野球の世界でも二刀流に挑戦して結果を残し続けています。

 

まず二刀流に挑戦をして結果を残していることがプロ野球でも史上初の出来事ですが、日々伝説を残し続けている存在であると言えます。

大谷翔平がこれまで作ってきた伝説の数々を振り返ってみたいと思います。まずは、大谷翔平がプロ野球に入団して2年目のシーズンに作った伝説です。

 

この年の大谷翔平はオールスターで162km/hを記録するという伝説を残していますが、このシーズンで作り上げた伝説は衝撃的なものです。

ベーブ・ルースの記録を破る

なんと、メジャーリーグのレジェンドであるベーブ・ルース氏以来となる記録を打ち立てました。それは、10勝&10本塁打を同時に達成するという記録です。

超一流の選手が集うメジャリーグで半世紀以上並ばれることのなかった記録に19歳の若者が並んで見せたのです。

 

ベーブ・ルース氏以来という点にも注目が集まりすが、それ以外にも超えた記録があります。

実は日本のプロ野球会で投手が放った1シーズンの最多本塁打記録は1950年に藤本英雄氏が放った7本塁打が最高記録だったのです。

 

この記録も50年以上並ばれることのなかった不滅の記録だったのですが、記録もあっさり塗り替えてしまったのです。

そして大谷翔平は二刀流での起用なので、レギュラー野手のようにフル出場や規定打席に到達するまで打席に立つことは難しいです。

 

2014年に大谷翔平は10本塁打を放ちましたが、このシーズンの打席数は234打席でした。

数字上、松井秀喜に並ぶ本塁打

プロ野球の規定打席は大体450打席なので、もし大谷翔平が規定打席に到達するまで出場したとすれば20本塁打が狙えるペースです。

高卒二年目で20本塁打の達成はヤンキースで活躍した松井秀喜氏以来の快挙です。

 

試合数の関係で達成こそ出来ませんでしたが、日本を代表するスラッガー以来の記録にも並ぶ可能性があるほどの活躍をしていたのです。

2014年の大谷翔平は10勝&10本塁打以外にも数々の伝説を作っていたのです。

 

記憶に新しいところで言えば5月29日に行われた楽天線での出来事です。パ・リーグは公式戦ではDH制が採用されており、投手が打席に立つことはありません。

DHには打撃自慢の野手が通常は起用されることが多く、それ以外ではベテラン選手が休養も兼ねてDHで出場をするので、基本的に打撃に期待をされている選手が起用されます。

 

しかし、DH制のパリーグでDH制を解除して大谷翔平が6番投手で先発出場を果たしたのです。

出場を果たすだけでなく投げては7回1失点の好投、打っては三安打の猛打賞と、史上初のDHを解除してまで実現されたリアル二刀流で結果を残して見せました。

 

初めて実現した起用に応える結果を残したこの日はまさに大谷翔平伝説の一つとなりました。

リアル二刀流

そして、2016年7月3日に新たな伝説が誕生しました。5月29日に実現したリアル二刀流起用。この二刀流起用が再び実現したのですが、今度は1番投手で先発出場を果たしました。

そして、球審からプレイボールをコールし、相手投手が第一球を投じたのですが、大谷翔平は迷うことなくフルスイングをし、ボールを完璧に捉えました。

 

ボールは大きな放物線を描き、打球は右中間スタンドへ突き刺さりました。史上初の投手が初回先頭打者ホームランを放ったのです。

さらには5月29日の楽天戦を上回る快投を見せ、8回無失点10奪三振の活躍をしました。投手の打点が決勝点になる試合はシーズン中に何度かはありますが、このケースは史上初です。

 

試合の一球目をスタンドへ叩き込み、投げては相手を寄せ付けない快投です。漫画の世界のような話ですが現実の世界で大谷翔平が達成した伝説なのです。

プロ野球の世界で活躍を始めて4年目ですが、今でもリアルタイムで伝説を作り続けています。

オールスターで新伝説達成?

誰も想像がつかないような伝説を今後も残していくことだと思います。二刀流という生き方をプロ野球会に作ったことも伝説だと言えます。

今まではどちらかに専念するという選択肢しかありませんでしたが、大谷翔平の登場によって二刀流という選択肢が生まれました。

 

現代のプロ野球だけでなく、未来のプロ野球選手達にも道を示したのです。選手の起用法という点でも大谷翔平の活躍は伝説を作ったと言えます。

次の伝説が生まれるのはNPBの舞台でしょうか?それともMLBの舞台でしょうか?次回の登板で164km/hを計測して、またすぐに伝説を作るかもしれません。

 

一球も一スイングも大谷翔平から目が離せません。直近では、オールスターがその舞台になるかもしれません。