大谷翔平は首位打者をとれる可能性があるの?

2016年、大谷翔平は日本プロ野球最速となる163km/hを計測し、肉体改造の成果は確かなものであるということを世界中に見せつけました。

その肉体改造の成果はピッチングだけに留まらず、二刀流で挑むバッティングにも大きな進化をもたらしています。

 

2016年の大谷翔平は打撃も絶好調で本塁打数は20本に迫るほどのペースで量産を続けています。それだけでなく、打率もなんと.350前後を記録する活躍を見せています。

大谷翔平の打撃の進化は止まりません。負傷の影響もあり登板の機会がないため、主に大谷翔平は現在野手としての出場がメインになっています。

 

現在のペースを維持して打席に立ち続ければ、シーズン終了時点で400打席ほどはバッターボックスに立つ計算になります。

もし、このままのペースで打席に立った場合、大谷翔平は首位打者を獲得する可能性が浮上してきています。

 

通常、首位打者というタイトルは規定打席に到達している打者の中で一番打率の高い打者に与えられる栄冠です。

実は首位打者というタイトルについてはある制度が適用されれば規定打席に到達してなくても首位打者の栄冠を手にすることが可能なのです。

認定首位打者とは?

その規定とは「認定首位打者」という制度です。これはどういった制度かと言うと、仮に規定打席に満たない場合、その規定打席に満たない打席数を全て凡退したものと計算します。

その上で規定打席に到達している打率1位の選手の打率を上回れば、規定打席に到達していなくても首位打者として認定されるのです。

 

8月18日の時点で大谷翔平は.346のハイアベレージを記録しています。規定打席にはもちろん到達していませんが、リーグトップの打率を誇る角中選手を超える打率を維持しています。

現在のペースで行くと大谷翔平は規定打席におよそ33打席ほど足りない状態でシーズンを終えることが予想されます。

 

そして、この33打席を全て凡退と換算して現在の大谷翔平の成績に当てはめると、打率は.314の計算になります。これは8月18日の時点ではパ・リーグ2位の打率なのです。

角中選手は現在.330台の打率を維持しているため、このままでは首位打者獲得は行きませんが、大谷翔平がさらに打率を上昇させる。

 

もしくは角中選手が失速をするような事態があれば、十分に逆転できる可能性があります。

大谷翔平が首位打者になるには?

そうすれば、大谷翔平が認定首位打者として認めらる可能性があるのです。ちなみにプロ野球の歴史は長いですが、現在までこの認定首位打者という制度が適用された例はありません。

シーズン中盤頃までは「適用されるのでは?」と言われるほどの打率を残す選手はいますが、後半に失速してしまうことも多く実現したことがありません。

 

しかし、ここに来て大谷翔平は打率をどんどん向上させているだけでなく、例年にないペースで打席に立っているため現実味のある話としてこの認定首位打者の話題が浮上しています。

大谷翔平の活躍は止まりません。未だに適用されたことのない認定首位打者という制度が初めて適用されるケースになる可能性を今でも残しているのです。

大谷翔平が伝説をつくるのか?

首位打者のタイトルを獲得する可能性もありますが、大谷翔平は本塁打数でもリーグ5位の本数を記録しています。10本近く1位と差がありますので獲得は難しいかもしれません。

本塁打王のタイトルは規定打席に影響されませんので、驚異的なペースで本塁打を量産することができれば認定首位打者だけでなく本塁打王の栄冠に輝く可能制すらあるのです。

 

2013年から前人未到の二刀流に挑戦し、ベーブ・ルース以来の10勝&10本塁打、日本プロ野球最速の163km/hを計測するなど、毎年のように誰も達成することのできなかった記録を達成しています。

認定首位打者という形で大谷翔平は新たな伝説を作るのでしょうか?大谷翔平の打撃から2016年は目が離せません。