大谷翔平は高校三年生の夏に160km/hを計測したことで日本中の話題を集めました。
高校野球ファンの方は知っている方が多いかもしれませんが、1年生でいきなり147km/hをマークしたこともあり、1年生の時から有名な選手だったのです。
それだけでなく2年の夏の甲子園大会で田中将大以来となる2年生での150km/hを計測し、「陸奥のダルビッシュ」と騒がれました。
そして、三年生の秋のドラフト会議で日本ハムファイターズから一位指名を受けてプロ野球の世界に足を踏み入れました。
メジャーへの挑戦を表明していたこともあり指名は一球団でしたが、各球団のスカウトから、160km/hを計測していたのにも関わらず大谷を打者として指名を検討する声が上がっていました。
投手としての才能よりも打者としての才能を評価する声が上がるほど、大谷翔平の打者としての評価は非常に高いものがあったのです。
今回は大谷翔平が各球団のスカウトを悩ませたほどの能力を発揮していた高校時代の成績に迫ってみたいと思います。
目次
高校時代の打者としての成績
まず、打者としての大谷翔平の成績ですが、高校通算でホームランを56本放っています。これは歴代でも25位の成績です。球児達が毎年全国の高校の門を叩き、甲子園の夢を追いかけています。
今まで何人の高校球児が誕生したのか数えきれないほどですが、打者としての史上屈指の成績を残していたのです。
大谷翔平は甲子園にも2回出場を果たしており、3年生の春の大会では大会屈指の好投手、藤浪晋太郎からもホームランを放っています。
そんな大谷翔平の打者としての甲子園通算成績は2試合に出場し、打率は.333でホームランは1本の成績です。
投手としての実力もですが、少ない試合数ながらに打率三割をマークするなど、打者としても非凡な能力を持っていたことが良く分かります。
高校時代の投手としての成績
そして、投手としての大谷翔平の高校時代の成績ですが怪我の影響で外野手として出場する機会も多かったため、登板回数そのものはあまり多くないようです。
まず、甲子園通算成績は2試合に登板し、14イニングを投げて防御率は3.77、奪三振は16個の成績です。イニング以上の三振を奪うなど、能力の高さは垣間見せています。
しかし、怪我を負った状態で大阪桐蔭打線に挑んで打ち込まれてしまった影響もあり、防御率はあまりいい水準を残すことができませんでした。
それでも、圧倒的な剛速球を投じていたため現在の特徴である奪三振を奪う能力の高さは高校時代から健在でした。
甲子園で目立った成績は残せませんでしたが投手として怪物であることは、大谷翔平が高校に入学した直後から全国を騒がせていました。
高校時代の投手の成績は物足りない?
以上が投打での大谷翔平の高校時代の成績です。打者としてはホームランを量産しており、非凡な才能とパワーを秘めていたことがよくわかります。
ただ、投手としての成績は同級生の藤浪晋太郎が、甲子園通算で防御率が1点台という驚異的な成績を残していたのと比較すると、やや物足りない成績になっています。
スピードこそ全国屈指でしたが、投手としての能力に疑問を持つ声もあり、高校時代の実績だけで言えば同級生の藤浪晋太郎には及ばないという評価でした。
花巻東に入学するきっかけとなった「菊池雄星を超える」という目標が達成できたのかどうかは意見が分かれるところです。
しかし、大谷翔平はプロ入り後に驚異的なスピードで成長を遂げて、今や日本のエースと呼ばれるまでに成長できました。
まだまだ大谷翔平の高校時代は進化の過程であったのかもしれません。高校時代の成績では敗北しましたが、同級生の藤浪晋太郎を超えたと言えるほどの活躍を現在は見せています。
恐らく今も進化の過程なのだと思います。若い選手は一瞬にして才能を覚醒させることが多くあります。
高校時代の成績は輝かしいものではないかもしれませんが、どこまででも野球選手として人間は成長できるということを大谷翔平は見せてくれています。
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