大谷翔平が日本のプロ野球界でキャリアをスタートしたのが2013年です。残念ながらこの年は北海道日本ハムファイターズはパ・リーグの最下位に沈みました。
その一方で球団創設9年目の東北楽天ゴールデンイーグルスが創設後初のリーグ優勝と日本一を達成しました。
その創設後初の快挙を支えたのは、史上初のシーズン24連勝を達成し「無敗の男」としてチームを牽引した田中将大の存在でした。
現在、田中将大はその実績を引っ提げてメジャーリーグの名門であるニューヨーク・ヤンキースで奮闘しています。
かつての日本プロ野球界のエースであった田中将大と大谷翔平が日本のプロ野球界で共に過ごしたのは前述の2013年だけです。
現在の所、2人が直接対談を行ったりする場面は実現していませんが、この2013年シーズンに大谷翔平と田中将大は対戦をする場面がありました。
目次
田中将大との対決
打者として田中将大と対戦した大谷翔平ですが、その結果はまさに田中将大に格の違いを見せつけられる内容となりました。
追い込まれるまで手も足も出ず、最後は伝家の宝刀スプリットで空振り三振に仕留められました。
順風満帆なスタートを切った大谷翔平にとってはプロ入り早々に大エースからプロ野球のレベルの高さを見せつけられる格好となりました。
この対戦は後の大谷翔平にとってはターニングポイントになった対戦だと思います。
今のままではエース級の投手が投じる一級品のボールに自分自身は手も足も出ないということを認識する機会になったと思います。
また、創世記からチームを引っ張り続けるエースの姿に「これがエースだ」という闘争心を学ぶことができたと思います。
現在、大谷翔平は北海道日本ハムファイターズで押しも押されぬエースに成長してみせました。
田中将大というレジェンドとの対戦が現在の大谷翔平のエースとしての振る舞いに現れており、着実に大谷翔平は成長を続けています。
いつかは田中将大のようにメジャーで活躍をしたいという憧れに似た想いも芽生えているかもしれません。一方、田中将大は大谷翔平のことをどのように評価しているのでしょうか?
田中将大は大谷翔平をどう評価してる?
田中将大は大谷翔平は、日本のプロ野球では1シーズンしか在籍期間が被っていません。
しかし、2014年オフに開催された現在ソフトバンクの監督を務める工藤公康さんとダルビッシュ有を交えて対談の席で大谷翔平の話題が上りました。
先輩のダルビッシュ有がいるため、ダルビッシュ有が先に大谷翔平に対して意見を語りました。
「投手としてメジャーリーグへ挑戦すればナンバー1になれる可能性を秘めている」と大谷翔平に対する評価を語りました。
その意見に対して田中将大も苦笑いをしつつ同意をしていました。田中将大も大谷翔平を打者や二刀流の選手としてでなく投手としての才能を高く評価しているようでした。
その対談から2年近く経過しようとしています。2014年の大谷翔平の成績を振り返り、ダルビッシュ有は「よくみるとどちらも中途半端になっている」と語っていました。
その時点であれば頷けないこともありませんが、あれからさらに大谷翔平は成長をして見せました。今の時点であれば評価は2014年当初のものと変わるかもしれません。
田中将大もプロとしてのキャリアをスタートさせたばかりの大谷翔平しか知りません。もし現在の大谷翔平と対戦をすれば意見が変わる可能性も十分にあります。
今のところは大谷翔平と田中将大の関係はプロ野球選手としてのハードルの高さを見せられた先輩後輩の関係です。しかし、数年後にはその関係も変わっているかもしれません。
その時にはメジャーの舞台でリーグ制覇を争うライバル関係になっているかもしれません。どんな関係に二人が変わっていくのでしょうか?二人の活躍に今後も注目したいと思います。
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