大谷翔平は2015年オフに筋肉を強化するため肉体改造に着手しました。2015年シーズン終了時には93キロだった体重を100キロまで増加させることに成功させました。
そして、肉体改造の成果もあってか日本プロ野球界最速となる163km/hの計測、5試合連続本塁打を放ち、すでに本塁打は2014年以来となる10本塁打に到達しています。
確実にパワーアップに成功していると言える成績を現在は残すことに成功しています。しかし、大谷翔平が筋肉の強化に着手した真の狙いとはなんだったのでしょうか?
打撃におけるパワーの向上でしょうか?それとも最高球速のアップを志してでしょうか?実は肉体改造の筋肉強化の真の狙いは別の所にあったのです。
目次
筋肉強化はスタミナのため!
まずは、二刀流に挑戦していることもあり大谷翔平の身体にかかる負担は非常に大きいので、スタミナの強化が狙いの一つにありました。
投手三冠王に輝いた2015年シーズンに15勝を上げる活躍をしましたが、7月までは11勝1敗という驚異的なペースで勝ち星を積み上げていました。
しかし、8月以降は4勝4敗とペースダウンしてしまっていたのです。
夏場以降に大きくペースダウンしてしまう傾向は2014年シーズンにも見られており、8月以降は2勝3敗と負け越してしまっていたのです。
さらに、二刀流で出場を続ける影響もあり2015年は登板数も22に留まっています。ローテーションを完璧に守り抜いたとまでは言えない登板数です。
しかし今季はローテーションを守り続けています。7月21日時点ですでに登板数は16を数え、投球イニング数もリーグ4位の115イニングに登板を果たしています。
体重は増加しながらも体脂肪率はほぼ変わらず、筋肉を増加させることには成功しています。
今のところは肉体改造の成果は順調に出ているようですが、課題として考えていた夏場以降のパフォーマンスがどうかという点に注目が集まります。
全体の底上げ!
そして、もう一点肉体改造に着手した理由があります。パフォーマンス全体の底上げです。肉体改造に着手した後の身体でなければ実現できない技術もあるとの考えもあるようです。
以前、大谷翔平は球速について「マックスよりもアベレージ」と語っていました。
他にも、肉体改造の狙いについては「今まで100の力でやっていたことを80の力で安定して発揮できるようにすることが目標」とも語っていました。
その肉体改造での筋肉強化の成果もあり、2015年はストレートの平均球速が152.4kmだったのが2016年は154kmにまで向上しています。全体的に球速も上がり、アベレージの向上を実現しています。
今シーズンは163kmを計測していますが、本来の肉体改造の狙いから見ると副産物的な部分があるようです。
大谷翔平が筋肉の強化を図ったのは全体的なパフォーマンスの底上げとスタミナの強化が狙いだったようです。
大谷翔平はこの肉体改造にあたって、先輩のダルビッシュ有に師事を仰いだそうです。ダルビッシュ有と言えば非常にストイックな栄養管理やトレーニングに打ち込む姿勢は凄まじいものがあります。
ただ闇雲に鍛えるのではなく、自分自身を強化するために何が必要かということを考えて身体を鍛え抜いています。
よく二人は似ていると言われますが、自分に似ていると言われている後輩に対して惜しむことなく自分自身のノウハウを伝えたのです。
ダルビッシュ有も2010年オフに肉体改造に着手した経験がありますが、メジャーの過酷な日程の影響か、トミー・ジョン手術を受けることとなってしまいました。
しかし、そのリハビリの間に筋肉の強化を続け、再び離脱する形とはなってしまいましたが、自己最速の158km/hを計測するほどのパフォーマンスを向上させたのです。
自分自身の経験もあり、大谷翔平が将来メジャーリーグの過酷な日程に耐えられるようにアドバイスを送ったとも考えられます。今のところ大谷翔平の肉体改造は成功していると言えます。
ダルビッシュ有仕込みの肉体改造で自身が掲げた課題をクリアできるか注目したいと思います。そして、その筋肉強化がいずれやもっと大きな舞台での活躍に発揮されていくのではないでしょうか。
ダルビッシュ有選手も かなり 肉体改造してますね… メジャーに入った時より 大谷選手もダルビッシュ有選手と同じように肉体改造してますね
やはりメジャーで 活躍する為には 身体造りも同じように 開拓しないと あのような 大活躍は出来ませんね