今回は、大谷翔平の怪我が多い原因、理由というのをお伝えしていきます。2021年のシーズンは、ほとんどの試合に出場しており投打で大活躍しました。
メジャーで、無理だと言われていた二刀流を現実に実現している大谷翔平。しかし、過去には怪我に悩まされたシーズンも多くありました。
目次
二刀流だけでない怪我の理由
高校時代は二年生の時に座骨関節の骨端線を損傷。プロ入りしてからは2016年の日本シリーズで右足首を痛め2017年10月に手術しています。
2017年4月には、走塁中に太ももの肉離れで3ヶ月の離脱、2018年は右肘靭帯損傷で手術、2019年は左膝の手術と過去を振り返れば毎年のように怪我に悩まされ、手術を繰り返してきました。
二刀流として投手、野手ともにプレーする大谷翔平は他の選手よりも体に負担がかかります。右腕投手として右腕、左膝は全力投球の時に大きな負担がかかる部分です。
また、左膝は左打ちの選手にとっては投球を待つテークバックと打球を打ちにいくインパクトの際、打撃にとって一番大事な軸を支える基点でもあります。
大谷翔平のように、体が大きな選手や筋肉量が多い選手は自身の体重を支えるだけでも体に負荷がかかり、怪我につながることもあります。
高校時代とプロ野球、そしてメジャーに渡った大谷翔平の体を比較してみると一目瞭然です。昔とは比べものにならないくらい大きな体になっています。
適度な筋力強化やトレーニングはスポーツ選手には必要です。しかし、過度なトレーニングは体のバランスを崩し自分自身の持って生まれた体のバランスを崩す可能性があります。
その結果として、慢性的な故障に悩まされる原因となります。
大谷翔平の体は上半身、下半身ともに恵まれた体格をしており、周りのメジャーリーガーと比較しても遜色ないフィジカルをしています。
しかし、上半身、特に腕の太さに関しては少しやり過ぎではないでしょうか。上半身が大きければ大きいほど下半身にかかる負担も大きくなります。
そして、投手としてボールを投げるときの腕の振りはしなやかであるべきです。ただ筋肉量を増やせば速いボールが投げれるかというとそういうわけではありません。
筋力が増えることで、かえって故障の原因や体のバランスを崩す原因にもなりかねません。大谷翔平に怪我が多い理由の一つとして、筋肉量が挙げられるのではないでしょうか。
環境の違い
もう一つは環境の違いです。日本とアメリカの気候の違い、グラウンドや芝の違い、移動距離、ローテーション間隔。
NPBとMLBのレベルも違います。メジャーに行ってから大谷翔平が毎年のように怪我に悩まされている大きな原因は環境の違いではないでしょうか。
アメリカは日本よりも面積は圧倒的に大きく、国内でも気温差や湿度の違いは大きく調整は難しくなるでしょう。
移動距離も日本とは比べものにならないほどあり、試合数も日本より多いので環境面でも日本からアメリカに渡ると体への負担は大きくなるでしょう。
また、日本の先発投手は週1日登板が一般的ですがメジャーでは中4日で1試合100球前後でローテーションを回すのが一般的です。
日本のローテーションに慣れた投手がメジャーで中4日に慣れるまでには、少し時間がかかる可能性はあります。
そして、日本とメジャーでは当然レベルが違います。全員が日本ではクリーンアップを打てるようなバッターが多く並んでいるイメージです。
そのため、大谷翔平はメジャーでは常に全力投球、変化球も多投して抑えにいくため肩や肘、体への負担は日本時代とは比べ物にならないでしょう。
このように環境の変化が怪我の増加に繋がっている可能性もあります。日本人選手がメジャーに行って怪我のせいで満足にプレーができず日本に戻ってくるということもよく見かけられます。
大谷翔平に関しては、日本時代から怪我が多い選手であったため環境の違いが関係あるかは分かりませんが1つの原因として環境面も考えることができるでしょう。
まとめ
大谷翔平の怪我が多い理由として考えられるのは、肉体改造による体の負担増加と環境の変化が考えられます。
今シーズンは怪我なくシーズン後半戦に突入しています。現在、ホームランランキングでトップ独走中ですので是非ともこのままシーズンを走りきって欲しいと願っています。
怪我さえなければ、大谷翔平はイチローの言うように世界一の選手になれるのではないか。それぐらいスケールの大きな選手です。
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