侍ジャパンでも大谷翔平は二刀流をするの?

今週から始まった日本シリーズ。25年振りの優勝に湧く広島東洋カープと首位とのゲーム差、最大で11.5ゲーム差をひっくり返して優勝した北海道日本ハムファイターズとの決戦。

注目の選手は、今シーズン限りで引退する“男気”黒田勇樹と何といっても“二刀流”大谷翔平であろうかと思います。

 

ここでは「大谷翔平」を二刀流と侍ジャパンという観点からクローズアップしていきたいと思います。大谷選手をドラフト一位で獲った栗山監督。

「翔平を投手だけにしておくつもりは最初から微塵もない。バッターでも偉大な選手に育て上げる。」

 

と入団当初から大谷翔平を愛情いっぱいで育て上げている恩師と言っても過言ではない存在。

日本ハムでは二刀流で出場していますが、どうやら来年の第四回WBCでは二刀流が封印される可能性が高くなりそうです。

 

これだけの選手!ぜひ世界の晴れ舞台で二刀流を観てみたい、と思う人が大多数なのでとっても残念ですね。

そもそも、侍ジャパンのメンバーを見て、大谷選手が二刀流をする必要があるのか?という考え方をする人もいるでしょう。大谷選手が守れるポジションは外野。

 

その外野手には柳田(ソフトバンクホークス)、秋山(埼玉西武ライオンズ)、筒香(横浜DeNAベイスターズ)、鈴木(広島東洋カープ)、その他にも丸や平田、糸井らがいます。

日本ハムは二刀流させるなら辞退させる

もしメジャーリーグの出場がOKならイチローももちろん候補の一人となるでしょう。この錚々たる外野手メンバー。

打撃だけではなく、走・攻・守三拍子揃った選手を好む小久保監督。連戦。怪我など。色んな要素を踏まえて大谷翔平は二刀流なのか?

 

一般的には、「怪我が心配」「WBCは連戦、短期決戦」「三拍子揃ってる選手が世界基準」ということを考えると二刀流は回避したほうが得策である、と思われるでしょう。

現実的にも、所属チームの日本ハムは二刀流の起用法をするなら侍ジャパンを辞退させる、とのこと。また、決して守備が上手いとは言えません。

 

俊足とも・・・。しかし、野球は筋書きのないドラマ。特にWBCは、過去にも予想だにしていなかった、劇的な試合展開がたくさんあります。

昨年のプレミア21のように普通に投手onlyに集中させる起用法がベターなのかも知れません。しかし、そこは筋書きのないドラマであるWBC。

 

あのイチローが試合中に初めて怒り、そして泣いたWBC。あのダルビッシュが、あんなに吠えたピッチングをするWBCの一種異様な雰因気のWBC。

大谷翔平はWBCでは投手専念

このように毎回一人、今までに見たことがない姿や表情を見せてくれる世界一の大会です。毎回一人、強烈に印象に残る選手が必ず登場します。

イチローが「韓国に二度負けるということは僕の野球人生には書かれていない。」と怒りの表情をあらわに、理性を失うイチローを観れる試合もそう他にはないと思います。

 

そのイチローと同じ、マウンドではクールフェイスの大谷選手。1次ラウンドでいきなり強豪キューバと対戦する侍ジャパン。怒りの表情が見られる試合は果たして宿敵韓国戦か?

順調に行けば、2次ラウンド(2017年3月12日~16日)、東京ドームで韓国と対戦となるでしょう。

 

劇的なドラマを演出してくれる、究極な隠し玉として、今回のWBCは「二刀流・大谷翔平」を推しても面白いのではないか、と思うのですが。

現実的には日本ハムの意向で「二刀流・大谷翔平」は見られませんが。

 

今回の侍ジャパンの予想メンバーで、大谷翔平がピッチャーに専念できれば、層がぶ厚くなる証拠なので、それはそれで期待したい、とワクワクドキドキ、今から待ちどおしいですね。