大谷翔平は日本最速となる163キロを記録しました。一度だけの記録ではなく、複数回に渡ってこの日本最速を記録しています。
平均球速が非常に高く160キロ台を連発するほどのポテンシャルを大谷翔平は持っています。
160キロを記録したことがある投手は歴代で複数人いますが、大谷翔平は他の投手と比較しても160キロ以上のスピードを計測する頻度が非常に高いです。
大谷翔平がこれだけのスピードボールを連発することができる秘密はあるのでしょうか?
大谷翔平は肩甲骨が非常に柔らかく、肩の可動域が非常に広いため他の選手よりも多くの運動エネルギーを生むことが可能です。
目次
肩甲骨の柔らかさと腰の回転
まず一つ肩甲骨の柔らかさがこれだけのスピードボールを連発することの秘密の一つと言えます。
そして、身長もかなり高いため角度のあるボールを投じることができるので、これもまたスピードを出すのに大きなアドバンテージになっています。
注目が集まるのはこの肩甲骨の柔らかさと身長の高さですが、大谷翔平がこれだけのスピードボールを連発できる秘密はまだあります。それは腰の回転の強さです。
これは二刀流で活躍をする大谷翔平ならではの部分ではありますが、打者としても腰の回転というのは非常に重要なものです。
飛距離を生み出す秘密でもあり、腰の回転というのは野球選手にとって重要なものです。腰の回転を強くできるということは下半身で生み出したパワーを上半身にうまく伝えることを可能にします。
2015年と比較しても投球フォームに回転が大きく加わっています。もともと上半身に関しては前述の肩甲骨の柔らかさもあり、抜群のものがありました。
それに加えて下半身で生み出すエネルギーが大きく向上したことが、163キロを連発できる秘密になっているとも言えます。
全身の体の柔らかさ
そして、もう一つの大きな要因は大谷翔平の身体の柔らかさです。肩甲骨だけでなく、大谷翔平は全身の柔軟性が非常に高いのです。大谷翔平は193cmの長身で脚もかなり長いですよね。
この長い脚を利用して大きく脚を踏み出すのには股関節だけでなく、身体全体の柔らかさが必要になります。
身長が高く、体重も重ければ踏み出す足の幅を広くするのに必要なエネルギーは非常に大きくなります。闇雲に踏み出す幅を大きくしても球速は出ません。
自分に合っていない幅で踏み出すと下半身を十分に使うことができず、反対に球速が出なくなってしまいます。
大谷翔平は身体の柔らかさもあり、非常に大きな踏み出しを実現しながらも無理のない状態で投球を行うことを可能にしているのです。
大谷翔平が163キロを連発できる秘密は肩甲骨を含めて身体中が非常に柔らかいということと、腰の回転が非常に強くなったことが大きな要因と言えます。
大谷翔平と同じくらいの身長の選手は多数いましたが、大谷翔平ほどの球速は実現できていません。大谷翔平には天性の柔らかさが備わっているのです。
肉体改造も一つの理由?
肉体改造をしたこともあり、163キロを連発できる秘密は肉体改造にあるという意見もありますが、大谷翔平は最高球速を上げるために肉体改造をしたわけではありません。
あくまで、今まで100の力でした実現できなかったプレーを80の力で安定して実行できるようにと考えた上で肉体改造を実行したのです。
21歳という若さもあり、まだまだ成長する可能性は非常に高いです。もし大谷翔平が純粋にスピードのアップだけを目指して肉体改造をすれば最高球速はさらに向上するかもしれません。
しかし、大谷翔平は安定性を求めて、身体に無理が出ないような形を選びました。非常にクレバーな選手だということが良くわかります。
まだまだ163キロを連発できる秘密はあるかもしれませんが、現時点で断言できるのは前述のような内容になります。球速をさらにアップさせて新しい秘密が生まれることに今後も期待します。
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